2009年12月10日

ロシア、インド空母売却で合意

インドは、ロシアから空母「アドミナル・ゴルシコフ」を売却することで合意した。
アドミナル・ゴルシコフはソ連時代の1987年に就役したが、04年にインドに売却することで基本合意していたが、改修費の負担で問題が生じ、引き渡しが遅れていた。
また、次世代の戦闘機の共同開発、戦闘機Su30のインドでのライセンス生産の拡大などにも進展があったようで、インドは中国を越えるロシアの軍需重要国になった。

中国も、ロシアから空母を購入し、インドもロシアから空母を購入。
ロシアも、中国も、インドも、経済が好調な新興国だ。
金があるうちに。というところでしょうか。

ロシアは、外貨獲得のために最新の戦闘機Su30も他国へ輸出してる。
しかも、通常は他国向けにグレードダウンするのだが、中国向け、インド向けは最新の
レーダーに変えるなどして、本国より高性能なものを輸出している。

ロシアの外貨獲得のための意地が見えてきます。

新興国同士で協力して発展していこうとする思惑が見えます。
さらに、ロシアとインドは、原子力発電所でもロシアの企業から購入することで決めて
おり、軍事だけでなくエネルギー戦略においても緊密になっていきます。

アメリカでの金融破たん、ロシア、中国、インド、ブラジルなどの新興国の台頭など
世界が大きく動こうとしています。

ロシア、インド空母売却で合意






Posted by ミリタリースペック  at 10:00 │Comments(4)

この記事へのコメント
ブラジルも海軍の機体をA-4からラファールMに更新する事を発表してましたね。日本のF-Xはいつになったら決まることやら。
Posted by G3フリーク at 2009年12月10日 11:15
ブラジルもA-4からラファールMとは・・・
アメリカ離れが進んでいますね。

日本も、タイフーンにしたらいいと思っているのですが、F-35でほぼ決定なんでしょうね。
F-35だと2015年以降ですね。F-4は、そこまで耐えれるのか・・・疑問です。
Posted by ミリタリースペックミリタリースペック at 2009年12月10日 11:38
中国は近い将来に世界でも類を見ない超少子高齢化社会になることが確定しているので、それまでに軍備を強化し、経済力と影響力を確立するという気迫が見えます。

インドも将来の軍事超大国中国を見据え、中国包囲網を敷くべく、環インド洋各国と軍事交流が盛んですし、軍事も経済もロシア・アメリカとの親密度を上げてます。

それに比べたら日本はママゴトみたいでため息が出ますね…
Posted by いぬっころ at 2009年12月10日 12:16
アジアの中で、人口もこれからの経済力も著しく拡大する国が2つもあるので
日本はアジアの中でも立場が危ういですね。

企業としては、世界で有名な企業がたくさんありますが、政治の分野では
なんとも・・・

国内も閉塞感が漂っている感じもしますし。
Posted by ミリタリースペックミリタリースペック at 2009年12月11日 00:20
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